シロアリは湿気の多い暗所を好んで浸食するため、シロアリの存在を目視で発見することは難しく、目視で発見したときには既に甚大な被害となっていることがあります。 このような背景から、シロアリの早期発見法の研究・開発が必要とされています。 稲葉研究室では電磁波によるシロアリの非破壊・非接触検査レーダの研究・開発に取り組んでいます。非破壊であることに加えて非接触での検査を可能とすることにより、検査を飛躍的に効率化することが出来ると考えられます。電波法令で定められた周波数、送信電力(10mW)、瞬時帯域幅、アンテナ利得に関する制約の中で、内部にシロアリが生存する木材の表面から離しても検知する方式を研究しています。
シロアリ被害の例