ABOUT  > 呼吸計測


 稲葉研究室では電磁波を用いた非接触での呼吸信号計測技術の研究を行っています。 呼吸信号を非接触で計測することにより、医療現場において心肺に疾患がある患者や無呼吸症候群の疑いがある患者のモニタリングや災害時に倒壊した家屋や瓦礫の下に埋もれた生存者の捜索、その他、カメラが使えないようなプライベートスペース(トイレ、浴室等)における安全モニタなど広範囲の応用が期待されます。 呼吸信号の計測は呼吸による体表面の変位を捉えることで行いますが、呼吸による体表面の変位は、その振幅及び速度がそれぞれ数o程度、数o/s程度と、ごく微小でゆっくりとしたものです。光に比べ波長の長いマイクロ波でも、変調方式を工夫することで1o以下の精度の微小変動を計測可能です。当研究室ではこの体表面の変位を捉えるのに適した検知アルゴリズムの検討を行うと共にソフトウェアレーダを使用した呼吸信号計測の実験を行っています。



呼吸信号計測


呼吸信号計測のシステム図



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